はじめまして

ブログをやってみようと思います。

書くことは、普段の仕事で思うこととか、知り得たこと。僕のようにフリーでデザインの仕事をしようとしてる人にとっては、多少有益な情報になるかもしれません。

僕の仕事は取扱説明書作成が主です。取扱説明書の文章・イラスト・レイアウトすべて請け負っています。最初、印刷会社の写植部門(印刷用の文字を打つ仕事)に就職してから、取扱説明書との関わりは20年以上になります。
今は書籍挿絵やキャラクタデザインを含むイラスト作成、WebのGIFアニメやショートムービーなども請け負っています。
昔からのお客様のほか、Cloudworksなどを通じて新しいお客様の開拓にも勤しんでいます。賛否ありますが、現在の状況ではフリーのデザイナーもクラウドソーシングサービスを積極的に使っていく他、生き残っていく道はないと思います。

僕が就職したのは1992年。バブル崩壊直後の頃でした。それまでのデタラメな価格設定が災いして、多くのデザイン事務所がバタバタと連鎖的に倒産していったころです。もっとも、それはデザイン業界だけのことではありませんでしたが。そのデザイン事務所の下請けだった印刷会社、写植会社も当然影響を受けます。それまで、写植機一台あれば独立して十分やっていけたといわれていたのですが、不況に加えてMacDTPの台頭で写植という業種自体があっという間に消えてしまいました。

今でこそ、WindowsでもMacでもPCが一台あり、Adobeのソフトは高いながらも年間5万円程度で買える時代です。モリサワのフォントだけは相変わらずの値段ですが、それでもそれを含めても初期投資は100万円いかないでしょう。システムが一系統だけでは業務に支障が出ますから、バックアップを準備してもやはり100万円まではいかないと思います。写植機は一台700万円、初期のMACのシステムでもその半分程度だったため、個人でデザイン業を始めるのはハードルが高かったといえます。そのため、デザインの値段はデザイナーの言い値が通っていました。
しかし今では、デザインの勉強をするなり、センスを持っている人なら誰でも始められます。成果物のレベルが同じなら、価格は昔より下がって当然です。イラスト1コマ100円などは論外であるものの、3000円程度なら十分で、あとはより速く正確に仕上げる技術を身につけていくしかありません。(写植屋時代、電算写植機で簡単な地図を一点描くだけで10000円という相場でした。電算写植機(サイバート)ではすでに、illustratorで描くのと技術的な難度は変わりませんでした。)

これから在宅でデザインの仕事を始めたいと思う人や、他の事業をしていてデザインの発注をしたいと思っている方に、役立つことが書けたら良いなと思います。